
MIT Planetary Astronomy Lab (マサチューセッツ工科大学 恒星食予報) /「Varuna 2012.01.02 Occultation January 02,2012」
仙台市天文台/ 「小惑星バルナ ふたご座の星を隠す!」/
「ヴァルナの観測」
なよろ市立天文台/ 「惑星候補天体Varuna(20000)による恒星の掩蔽(えんぺい)」
せんだい宇宙館「2012.1.2 太陽系外縁天体 ヴァルナ による恒星食 」
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| シュプリングマンさん(中央) とせんだい宇宙館のスタッフ |
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星食の観測で米国の研究者を支援
観測当日は無念の天候不良ながら国内のアマチュアが活躍
1月2日 の観測を成功させるために、事前に入念な準備が進められてきました。しかし残念なことに、MITの研究者の来場された 鹿児島大学天文台,仙台市天文台,なよろ市天文台
はいずれも天候不良で観測は不成立となりました。せんだい宇宙館,広島大学東広島天文台でも同様で、これらすべての観測地点で1時間〜数10分 直前までは観測可能であったにもかかわらず
急に発生した雲によりさえぎられてしまいました。
※ 仙台市天文台では「食なし」の観測が得られた可能性があります。
この天候不良をカバーしたのが国内の熟練したアマチュア天文家でした。食による減光が観測されたサイトはありませんでしたが、8地点で通過(食なし)の成立した観測が得られました。この他にも、掩蔽帯延長上のハレアカラ天文台(ハワイ)でも通過が観測されました。
通過を観測したサイトは、浜野和弘巳・博子さん(福島県郡山市),冨岡啓行さん(茨城県日立市),宮下和久さん(長野県安曇野市),高島英雄さん・大場富士夫さん(千葉県柏市),北崎勝彦さん(東京都武蔵野市),浅井晃さん(三重県いなべ市),小和田稔さん(静岡県森町),上野裕司さん(鹿児島県与論町)
です。
以上の他にも多数の天候不良のご連絡を頂きました。
これらの結果は、当館により MIT に報告され、今後の研究に活かされます。
以下は、せんだい宇宙館による整約図です。

Reduced by Tsutomu Hayamizu (2012.1.8)
実線は通過の観測を、破線は MIT の研究者が来場された3地点および広島大学と当館の経路(いずれも天候不良)を示します。
※ これらは主に星食のML JOIN を通じて報告されました

太陽系外縁天体ヴァルナの移動を捉えた画像
(2011.12.17〜19/仙台市天文台 小石川正弘さま)

せんだい宇宙館のビデオ撮影による対象星
(2011.12.19 早水勉)

対象星に向かって移動するヴァルナ
(2012.1.1 13h00m - 13h40m UT/仙台市天文台 小石川正弘さま)

鹿児島大学天文台における予備観測の風景
(2011.12.30)
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